ムーイェは琵琶を愛撫します

あなたの絵にペンを置きたいのですが、受け入れてください。

を巡るアン王の動きとファラン皇后

最初の密書が何故テギョンの部屋で見つかったのか、
目的は何だったのか、胡国に呼びに来たジフンと、捕えようとした謎の集団、
まだ憶測にすぎないが、それらは一本の線に繋がっている透明質酸 下巴


ジョンヲルは人の少ない所を選んで歩きながら、過去と現在を行き来した。
見るすべての風景が記憶と結びついている、


子供の頃、凧上げをして糸が絡んだ木、冒険と称して走り回った庭、
大切にしていた馬に弓の練習場と剣の練習場、
シヌがよく居た書庫に母に甘えるジェルミ、そして兄上。


記憶は、疎まれ続けた幼少期へと遡(さかのぼ)り、少し感傷的になっていた。


そんなジョンヲルに、探し回ったのか息を切らした宮女が手紙を手渡した。


ファランのもとにジョンヲルが訪れた時、
ジフンに届けるようにと、ファランが手紙を渡しているのを見た。
中を見ずともこれがファランの手紙だと分かるNeo skin lab 代理人


ジョンヲルは確かにと受け取ると、すでに封の剥がされた手紙の中を確認して、
懐から簡易の筆と紙を取り出し、まったく同じように書き写した。


そして、それを持って手当てを受けているシヌを訪ねる。


仮面の姿のジョンヲルに、
シヌは眉を寄せ、「何者だ。」と怪我を負った肩を押さえて問う。


「謀士、残月(ジョンヲル)と申します。 怪我の具合はいかがですか。」


ジョンヲルは頭を下げて挨拶をした。


「そなたが・・・    都で、今をときめく仮面の謀士が・・・私の会いに?」
「第二皇子の招待で武術大会の見物に来ました、
 ですがここには、この手紙をお渡しする為に参りましたNeo skin lab 介紹人。」


ジョンヲルは書き写した方の手紙を差し出し、
シヌはそれには目をくれようともせずにジョンヲルを見続けた。